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パヴェル・ハース弦楽四重奏団   Haasovo kvartetoについて

ハースSQ
2006年6月14日夜、第一生命ホールで「ハース弦楽四重奏団」のすばらしい演奏を聴いたので、この新進気鋭の演奏団体について紹介してみたい。

曲目はモーツァルトの「不協和音」、ハースの2番「猿山*1よりZ opičích hor」、ヤナーチェクの2番「内緒の手紙」、アンコールはスメタナの2番第2楽章「ポルカ」だった。この秋スプラフォン社から、ヤナーチェクとハースの2番のCDを出すという※。

(※発売済 Supraphon SU3877; 収録曲 ハース:弦楽四重奏曲第2番『猿山より』、ヤナーチェク:2番「内緒の手紙」

彼らの演奏の何がすごいかって? 抜群のリズム感、効果的な強弱の対比(ダイナミズム)、そして何よりも若さあふれる情熱! とくにハースの2番が優れていた。こんな有能な作曲家が志半ばにオシフィエンチム(アウシュヴィツ)の煙と消えたのが惜しまれる。

1)ヤルーシコヴァー、ヴェロニカ(V1)ブラチスラヴァ生、30歳
2)ゲムロトヴァー、カテジナ  (V2)プラハ生、 23歳
3)ニクル、パヴェル      (Vla)キヨフ生、 26歳
4)ヤルーシェク、ペテル    (Vc) ブラチスラヴァ生、30歳

メンバーはいずれもプラハ芸術アカデミー音楽部HAMUの出身で、1)4)は8年前に結婚した夫妻。2)は作曲家イジー・ゲムロト(1957年生)の娘。

2004年6月に結成されたハース弦楽四重奏団のメンバーは、それ以前すでにフィレンツェのセミナー*2に出席し、2003年にはシュカンパ弦楽四重奏団(1989年結成)と、ロンドン・ウィグモア・ホールで共演していた。
2005年「プラハの春国際音楽祭」期間中の5月13日、ドヴォジャーク・ホールで行われたコンクール弦楽四重奏部門*3で優勝。その1ヶ月後に北イタリアはボローニャ西方、レッジョ・ネル・エミーリアでの第7回「ポルチアーニ弦楽四重奏コンクール」(1987年から3年毎に開催)では、他の21団体を抑えて優勝、今回の初来日となった。彼らはブルノ在住のハースの遺児オルガ(1937年生)から、故人の手稿などを提供され、助言も受けているという。

*1:ヴィソチナ=ボヘミア・モラヴィア高原(ブルノ隠語)
*2:スメタナ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者だったミラン・シュカンパはじめ、イタリアSQ、A・ベルクSQ、アマデウスSQ、ボロディンSQらのメンバーが講師をつとめていた。
*3:課題曲はドヴォジャークの変イ長調,作品105、自由曲はヤナーチェク、バルトーク、ショスタコーヴィチの1曲で、イスラエル、ハンガリー、ロシア、ラトヴィア、オランダ、チェコ、韓国から9団体が参加し、2位はペンギンSQ(F・ソウチェク、P・スツシージェク、P・ホルマン、V・フォルティン)とシーゲンSQ(韓国)が分かち合い、3位はオランダのルーベンスSQだった。

(日本ヤナーチェク友の会 2006年会報より)
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[ 2009/06/07 07:20 ] レヴュー | TB(-) | CM(-)



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